入場券にICチップが埋め込まれているので、部屋の蛍光灯に当てて見てみましたら、見えました。
ICチップは見えませんが、アンテナらしきものが細長く透けて見えます。

今回採用されたミューチップ(日立製作所さんが開発した無線ICチップ)ですが、世界最小クラスの0.4mm角で2.45GHzの周波数です。最大2mの距離でも読み取ることができるそうです(日本では1mとしています、アメリカは2m)。
さてミューチップを入場券の中に埋め込むことによって何が出来るかと言いますと、入場券一枚一枚に固定のID番号を付与することで、入場券偽造防止や入場者の流通状況が管理できます。また来場者にとては携帯電話やインターネットでパビリオンの予約ができるので便利だと思います。
ちなみに「サツキとメイの家」は1ヶ月先まで予約いっぱいだとか。。。
※ちなみにこのICチップ、一般的に「パッシブタグ」というジャンルのもので、電池を内蔵せず、アンテナが外部からの電波を受け取って電磁誘導を起こします。おさいふケータイ・JAL-ICなどもパッシブタグです。
便利な世の中になるのは良いのですが、このICチップが人々のプライバシーを侵害されるのではという問題もあります。
例えばもう少し技術が進歩したとします。蚊と同じくらいの注射針に極小のICチップ入りゼリーを体内に注入されたとしたら怖いですよね?
蚊と同じくらいの細さの針ですから、針を刺されても気付きません。
ある記事によると、実際にそれくらい細い注射針は開発されています。『長さが20ミリ、穴の直径が80ミクロン(100分の8ミリ)、外径が200ミクロンと、いわば蚊の針と同じような細さのものです。』だそうです。