先日、「go」のドキュメント本を読みました。タイトルは
go to survive 夢を追った航空会社1500日戦争。
goはブリティッシュ・エアウェイズ(以下BA)から2500ポンドで格安航空会社を設立し、ライバル格安航空会社・イージージェットに3億7400万ポンドで売却されるまでの話。
筆者であり、goのGEOであったバーバラ・カサニは元BAのアメリカ総支配人。最近までロンドンオリンピックの招致委員会の委員長をしていた物凄いやり手なのでしょうね。BAの取締役会で会社設立承認が下りてから25週間で開業ですから。運行免許を英国民間航空安全庁から取得したのが就航日の3日前だったとか書いていましたw

ストーリーは
省略しますが、当初はBAから人材・資金などバックアップがあったのですが、読み物としてはまぁ面白かったです。
本当に会社が好きでお客に喜んでもらうことを考えて仕事をしてきたのが伝わってきました。
従業員同士が一日中ついて回り仕事ぶりを観察する「シャドーイング」という制度があり、予約スタッフがFA(フライト・アテンダント)のシャドーイングをしたりなど、社内インターンみたいでモチベーションも上がりそうな気がします。
売却の予備交渉が始まって所有権争いから3iというVCが現れ、MBO実行後に3iのハイテク株投資失敗のしわ寄せもあり売却されるまでの話がとてもドキドキして読みました。VCはやはりキャピタルゲインによって利益を得るのが当然でしょうけど。
会社や社員の為にBAや3iやライバル会社と戦う姿が印象的でした。
これを読んだら、やはりサウスウエスト航空の本まで読みたくなってきました。
いつか読みたい。
(先日入った魚料理屋。左は私が食べたマグロカツ850円。右はマグロカマ煮1,000円。カマ凄く大きかったです。食べるの手伝いましたw)