■桧山 進次郎外野手・選手会長
キャンプからの1年間のつらかったことや、うれしかったことを振り返ってみて、その集大成が、何とも言えない実感となって、監督の胴上げをした。キャンプから個々の競争意識がそのままシーズンに出た結果だと思う。
■井川 慶投手
素直にうれしい。1戦、1戦、大切に投げれば勝てると思って投げていた。
■伊良部 秀輝投手
いい時も、悪い時もあるけど、1戦、1戦粘り強く投げることだけを考えていた。ファンには感謝の気持ちでいっぱい。
■矢野 輝弘捕手
自分の中では三振取って、ウィニングボールを取って、投手のところへ走って行くのを想像していたのでちょっと残念。チーム全員で優勝できた。
■金本 知憲外野手
ウィニングボールがどこへ行くか楽しみにしていた。去年、人生のすごい決断を迫られて、不安しかなかったけど、いい思い出をさせてもらって感謝している。
■今岡 誠内野手
夢のようだった。心の底からタイガースに入団して良かったと思えるシーズンだった。チームみんなの力が優勝につながった。
■赤星 憲広外野手
(サヨナラ打は)あの場面は周って来いと思っていた。もともと中日ファンで、星野監督のファンで、その監督を胴上げできて夢のよう。1年出れたことが、今年の活躍につながった。
■アリアス内野手
今日は本当にうれしい日。2つの理由があって、チャンピオンになれたことと、3番目の子供が生まれたこと。ケガ人をチーム全員で補えて穴のないチームだった。
■星野仙一監督
(宙に舞っているとき)最高だね。それも超満員の中で、縦じまで。この日のために選手が打てなかったり、打たれたりしてくれたのでは、と、この日に合わしてくれたのでは、と感謝している。これだけ選手が喜んでいる姿を見ると。私が胴上げされているときより、胸が熱くなった。
選手が今年、勝つんだというな思いがキャンプから伝わってきた。ケガ人さえ出さなかったらいいところへいける、と。外的条件を踏まえたうえで、ゴールできると思っていた。
グラウンドであんな笑顔を見せることはほとんどなかった。でも今日は腹の底から選手のこの1年からの労をねぎらって、腹の底からの笑顔。選手に感謝。
あのゲームがあったからというのは数多くあった。私自身が今日はやられたな、と思うところで、ひっくり返してくれることが数多くあった。強いて言えば、今年、最初の巨人戦。私のミステイクで、ああいう結果になったけど、選手の頑張りで負けなかった。そして次の日に連勝して、あれで今年の選手はやってくれるとある程度、確信した。
胴上げはいつでも、どこでもいいや、と思っていたけど、甲子園でできて、本当に選手に感謝、感謝。
日本一に向けては今は何も考えていない。その時になれば、じっくりみんなで考えて対処する。